沸き踊る情熱のリズム、永遠なる魂の歌声
二大政党による激しい抗争の最中
混沌とする祖国ジャマイカ
全てが手作りのフリーライブ
情熱のリズムと魂の歌声は永遠に
「ハーダー・ゼイ・カム」「遥かなる河」―永遠なる名曲の数々
レゲエ界の生ける伝説、1980年絶頂期ライブ!
パトカーのサイレンが鳴り響き、燃えさかる街並みを前に「欲をかくものは、全てを失う」と高らかとアジテートするジミー・クリフ。映画は、二大政党JLPとPNPによる激しい抗争の最中、混沌とした熱気に包まれるジャマイカの風景からはじまる。1980年、故郷サマートンでのフリーライブ。丘を重機でならし、ステージを一から作る、ボランティアによる手作りのライブだ。地元愛に溢れた素晴らしい演奏を聴かせてくれる。そして南アフリカのソウェト、ドイツのハンブルグと続くツアーにクルーが密着。16ミリフィルムにその熱狂を収めていく。カルト的人気を得たジミー主演同名映画の楽曲「ハーダー・ゼイ・カム」のほか、日本では車のCM曲で馴染み深い名曲中の名曲「遥かなる河」などセットリストも強力だ。ボブ・マーリーへの敬愛を込めて歌う「ノー・ウーマン・ノー・クライ」も実に美しい。ヒット曲も数多く、ポップな魅力と、キース・リチャーズ、ジョー・ストラマー、マッドネス、ランシド等々ロック界からも溺愛される反骨精神溢れる、絶頂期のジミー・クリフを捉えた貴重なドキュメンタリーだ。
動画配信サービスにて配信中!
※ご利用の配信サービス毎に配信日・配信期間が異なります。未配信の場合もありますのでご了承ください。