素晴らしい映画が誕生した!シューマンやブラームスの音は美しいだけでなく、時に生々しく、荒々しく、痛々しい。その壮大な音が、美しく、愛おしく、切ないクララとの人生を見事に伝えている。だからこそ心が大きく動かされるのだ。
冒頭と最後に演奏される二つのピアノ協奏曲が、二人の作曲家の一人の女性への愛の形を対照して、この美しい映画を縁どっている。書いたのはシューマンとブラームス。尊敬し合いながらも互いに嫉妬する姿は、才能の真価を理解できる音楽家同士の宿命だろうか。
妻として、母として生き、他方自分の才能も信じる女性。今、僕らの周囲にそんな女性はたくさんいます。困難なケースにも毅然として立ち向かうクララの姿は、女性がどう生き抜いていくかについての大きな共感を呼ぶでしょう。すばらしい作品です。
ドイツロマン派の気高い音楽の中に、男と女の無償の愛が描かれる。芸術と人間の究極の抱擁は、たおやかなクララ・シューマンに具現化されて、現代人の心をわし掴みにする。
天才作曲家シューマンとシューマンの妻クララ、そしてブラームス、この3人の究極の愛のかたちに感動しました。
感性が研ぎ澄まされた者にしか辿り着けない愛のかたち。清らかで、どこか官能的なクララに魅了されました。
ブラームスが重要な作曲家であることは言うまでもない。そしてクララ・シューマンとの内面的な繋がりがなければいくつかの名作は聴くことができなかったかもしれない...。このエキサイティングなテーマを採り上げた映画がようやく現れた。
激しく、清らかで、そしてとても切ない愛の音楽。心がふるえました。
50や60文字で書けへんで深いし強いしクララて妻やし母やしときに少女みたい。モチ音楽家やし。これぞ"女のみち"ならば 私はオバハンのみち歩み続けます。
サンダース=ブラームス監督こそまさに、この映画を撮るべき人であった。全女性芸術家のためにも!