対テロ保安局“猛攻隊”のエージェント、ジュン。
誰もが怖れる暗殺者が転身したのはウェブ漫画家だった!
酔った勢いで国家機密をネタに描いた漫画は大ヒット!
その代償に、国家とテロリストのターゲットにされてしまう―。
愛する妻子が命の危険にさらされた時、
ペンを銃に持ち替えて、眠れる本能が目を覚ます!!
韓国を代表する人気俳優クォン・サンウは、アクション、コメディ、ラブストーリー等あらゆるジャンルの作品に出演し、常に観客を魅了してきた。そして、チェ・ジウ共演の「天国の階段」が日本でも空前のヒットとなり、大ブレイクを果たす。近年では、高視聴率を叩き出した「推理の女王」等TVドラマへの出演が目立つが、今年は本作を含め『ラブ・アゲイン 2度目のプロポーズ』『鬼手』の主演映画3作品が立て続けに日本でも公開され、スクリーンでのさらなる活躍が期待される。クォン・サンウをイメージして脚本を執筆したチェ・ウォンソプ監督は、クォン・サンウの魅力が十二分に発揮されたアクション・エンターテインメントを作り上げた。
対テロ保安局“猛攻隊”のエージェント、ジュン。
誰もが怖れる暗殺者が転身したのはウェブ漫画家だった!
酔った勢いで国家機密をネタに描いた漫画は大ヒット!
その代償に、国家とテロリストのターゲットにされてしまう―。
愛する妻子が命の危険にさらされた時、
ペンを銃に持ち替えて、眠れる本能が目を覚ます!!
猛攻隊の暗殺要員ジュンは、ウェブ漫画家になるためにNIS(大韓民国国家情報院)から抜け出す。彼は「キム・スヒョク」と改名し、ついに長年のウェブ漫画家になる夢を叶える。しかし、現実はそう甘くなかった。彼の作品は、常にランキング最下位に留まったままで、読者からの数々の中傷コメントに傷ついていた。ある夜、泥酔したジュンは、暗殺要員だった頃の過去の生活や国の極秘情報を漫画のネタにしてしまう。驚いたことに、その作品は、知らぬ間にネット上にアップされ、一夜にして大ヒットしてしまった。ネット上で拡散される中、ジュンはNISとテロリスト両方の標的になってしまう。
2001年にMBCドラマ・シリーズ「Sweet Proposal(英題)」でデビューしたクォン・サンウは、これまでアクション、コメディ、メロドラマなどあらゆるジャンルの作品に出演し、ファンを魅了してきた。特に『マルチュク青春通り』と『美しき野獣』などの作品でアクション・スターとしての地位を確立した。さらに、『同い年の家庭教師』や『探偵なふたり』シリーズなどの作品では、こまやかでコミカルな演技を披露した。そしてついに、どの世代も楽しめるコメディ・アクション映画『ヒットマン エージェント:ジュン』で銀幕に復活する。彼のお得意とするコメディとアクションが満載だ。クォン・サンウは、ウェブ漫画家に転身する元暗殺要員のジュン役を演じ、観客の笑いを誘う。
ドッキュは、冷徹な教官。今まで、数々の暗殺要員を育ててきた。彼は現在、NIS(大韓民国国家情報院)内の対テロ保安局のチーフを務め、伝説の暗殺要員と言われている。ジュンの漫画がネット上で拡散されると、国家の極秘情報が一般市民に知られてしまう。そこでドッキュは、15年前に失踪したジュンがどこかでまだ生きていると確信する。ジュンがさらに重大な極秘情報を漏らす前に、ドッキュはジュンを探し出そうとする。
チョン・ジュノはこれまで大ヒット映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』や『大変な結婚』などで、コメディ俳優として唯一無二の存在感を見せつけてきた。最近では「SKYキャッスル ~上流階級の妻たち~」や「The Tale of Nokdu(英題)」などのテレビドラマに復活し、再びその確かな演技力を見せつけた。本作でチョン・ジュノが演じるのは、今まで数々の暗殺要員を育て上げてきた伝説の鬼教官、ドッキュ。クールな外見とは裏腹に、どこかドジでおかしな面も持つこの役は、映画をさらに盛り上げる。
監督のチェ・ウォンソプは、2009年の『私の愛、私のそばに』の脚色でその高い執筆力を見せつけた。29分の短編映画『Fantastic Couple(英題)』で監督としてデビューした後、『There’s Something about Boram(英題)』や『My Burning Heart(英題)』などのコメディ映画でその個性的な才能を発揮してきた。恋人同士の長い口喧嘩から始まり、緻密な描写が光る『There’s Something about Boram(英題)』は、批評家から注目を浴び、第六回ミジャンセン短編映画祭の観客賞を受賞した。
『ヒットマン エージェント:ジュン』は、面白い物語、ウェブトゥーン、アニメーションを織り交ぜ、ダイナミックな作品に仕上がっている。元暗殺要員がウェブ漫画家に転身し、誤って国の極秘情報を漏らしてしまうという物語だ。「どうしたらもっとおもしろおかしくできるか」をひたすら追求したというチェ・ウォンソプ監督は、主要登場人物たちに3つの次元を与えた。シーンが自分の思い通りに仕上がると、もうワンテイク撮影した。そうやって、俳優たちに自由な解釈で演じてもらい、思う存分にそれぞれのキャラクターを表現してもらった。劇中の登場人物たちはリアルなだけでなく、お互いに反応し合いながら見事な笑いを生み出した。クォン・サンウが暗殺要員を演じることを想定しながら脚本を書き上げ、見事なアクション・シーンに加え、爽快なコメディ・アクションを盛り込んでいった。
チェ・ウォンソプ監督は、「自分はコメディ映画の力を心底信じている」と語る。さらに、「この作品の最も大きな魅力は、誰もが楽しめて、興奮できるというところだ」と説明し、すべての世代が笑って楽しめる映画だと語った。さらに、「俳優たちの素晴らしい化学反応のおかげで、それぞれのシーンが光り、脚本を超えてさらに面白い作品に仕上がった」。俳優たちの監督との愉快なコラボレーションと同時に、おもしろおかしいアクションが十分に堪能できそうだ。
フィルモグラフィ
作品:『Fantastic Couple(英題)』(2004)、『There’s Something about Boram(英題)』(2006)、『My Burning Heart(英題)』(2010)、『私の愛、私のそばに』(脚色)(2009)