STORY
愛を捨て、組織のナンバー2に登り詰めた女。
愛に飢え、容赦なく殺戮を繰り返す男。
やがて、歪んだ愛憎は狂気の連鎖を生み
関わる者すべてを鮮血の渦へと飲み込んでいく。
欲しかったのは、愛だった。
そして、愛ゆえの殺し合いが始まる―。
大企業ジェチョルグループの会長秘書ヒョンジョン。かつては娼婦だったが、犯罪組織を財界の有力企業に育て上げ、ジェチョル会長に次ぐナンバー2として君臨していた。一方、その裏でフィクサーとして暗躍するサンフンは、組織の闇の仕事を一手に引き受けていた。それも全て、密かに恋心を抱くヒョンジョンのためだった。しかし、さらなる事業拡大を目論むジェチョル会長は、クリーンな仕事をするようになり、サンフンは自らの価値に疑問を持ち始める。そんな中、ヒョンジョンに恨みを持つチェ検事から、ヒョンジョンの“愛する者”の存在を教えられ、サンフンは絶望と嫉妬に震える。そして、復讐心に駆られたサンフンと、“愛する者”を狙われたヒョンジョンは、組織の権力争いと共に壮絶な死闘へとなだれ込んでいく―。