「女性は幸せになる権利がないのか」
幸せになるための十字架を、
女性が掴む権利がないという事実。
——その十字架は、現代社会において何を
示しているのか、考えさせる作品でした。
-山本和奈(アクティビスト)
川に飛び込み十字架をGetした
勇気ある女性の行為が、
目に見えない次元で世界に影響を与え、
女性のエンパワーメントに
つながったのではないでしょうか……。
使命感漂うペトルーニャの
崇高な表情が物語っています。
-辛酸なめ子(コラムニスト・漫画家)
誰に価値があり、
その基準は誰にとって有益なのか?
ペトルーニャは、伝統やジェンダー規範に
縛られた社会への憤りを隠さない。
幸福の象徴たる十字架を動物のように
つかみ、不当さを知性で見抜く。
パワフルで愛おしい快作だ。
-鈴木みのり(ライター)
みんなに馬鹿にされきっていた
ペトルーニャが、
誇りをもって生きることがどんなに
難しく、
晴れ晴れしいことなのかを
体当たりで示してくれる。
反抗する女に向けられた社会の憎しみから
目を背けてはいけない。
この映画こそフェミニズムだ。
-三浦瑠麗(国際政治学者)
この上なくシンプルなストーリーなのに
息をもつかせぬ展開の連続、
主張があるのに説教臭さゼロ、
そしてこれまた思いがけないラストが
最高すぎです。
ダメ女が最高にかっこいい女になる方法。
その答えがここにある!
-稲垣えみ子(元朝日新聞記者)
女性というだけで能力を認められない。
女性というだけで頭を抑えつけられる。
でももう嫌なら嫌だと言おう。
あなたのひと言は
社会を変える一歩になる。
ペトルーニャのように
-浜田敬子
(Business Insider Japan統括編集長)
セクハラに遭おうと
差別や暴力を受けようと、
自らの正義を貫き体当たりで
幸せを追い求めるペトルーニャの姿は、
時に痛々しく、時に滑稽だ。
しかし、誰もが気付くであろう。
彼女が勇気のかたまりである
ということを。
-増田ユリヤ(ジャーナリスト)
騒動は起こってしまったが、
誰にも解決できない!
そこが何とも言えず面白い。
古臭い出来事のようだけど、
見事に今の時代を炙り出している。
-加藤登紀子(歌手)
退屈と理不尽が、緩慢に流れる町。
小さな抵抗が、渦状に
ハレーションを広げていく。
ペトルーニャの苦痛をまんじりと見やる、
不思議な映画時間だった。
-荻上チキ
(評論家、TBSラジオ「荻上チキ・
Session-22」パーソナリティ)