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アグニェシュカ・ホランド(監督)

1948年ワルシャワ生まれ。1971年にプラハ芸術アカデミーを卒業後、ポーランドに戻り映画業界に入る。クシシュトフ・ザヌーシの助監督になり、アンジェイ・ワイダから指導を受けた。初監督作品"Provincial Actors"(78)は"道徳的不安の映画"運動を代表する作品のひとつで1980年のカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。1981年にフランスへと移住。

ポーランドを去ってから、"Washington Square"(97)やアカデミー脚本賞にノミネートされた(ゴールデン・グローブ外国映画賞受賞、NY批評家協会賞受賞)『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』(90)など、自己実現を求めて困難な状況から逃れようとする人々の物語を作品にしてきた。また、友人クシシュトフ・キェシロフスキの"トリコロール"三部作の一作目『トリコロール/青の愛』(93)の共同脚本も手掛けている。その後の作品として、『オリヴィエオリヴィエ』(92)、『秘密の花園』(93)、『太陽と月に背いて』(95)、『敬愛なるベートーヴェン』(06)など。2008年にはニューヨーク近代美術館(MOMA)でホランドの代表作が数々上映された。他にも数々の映画監督に脚本を提供しており、またテレビ作品の監督としてもエミー賞最優秀ドラマシリーズ部門にノミネートされるなど活躍している。

フィルモグラフィー(抜粋)
監督&脚本
・『オリヴィエ オリヴィエ』 (1992)
・『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』 (1990)
・『ワルシャワの悲劇/神父暗殺』 (1988)
・"Angry Harvest"(1985)
共同脚本
※クシシュトフ・キェシロフスキーとクシシュトフ・ピエシェヴィッチ
・『トリコロール/青の愛』 (1993)
・『トリコロール/白の愛』 (1994)
受賞
・『アンナ』
  インディペンデント・スピリット賞、脚本賞 (1987)
・"Angry Harvest"
  アカデミー外国映画賞ノミネート (1985)
  Prize of the Ecumenical Jury-Special Mention モントリオール世界映画祭(1985)
・『敬愛なるベートーヴェン』
  Polish Film Awards, nominee for Best European Film (2007)
  ゴヤ賞、ヨーロッパ映画賞ノミネート(2007)
  サンセバスチャン国際映画祭CEC最優秀賞 (2006)
・『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』
  英国アカデミー外国語映画賞ノミネート (1993)
  アカデミー脚色賞ノミネート (1992)
   ゴールデン・グローブ外国映画賞 (1992)
   NY批評家協会外国映画賞 (1991)
・"Fever"
  グディニア映画祭金賞
  銀熊賞--ベルリン国際映画祭 (1981)
・"Julia Walking Home"
  ポーランド映画祭最優秀監督賞ノミネート (2004)
  メソッド・フェスト・インディペンデント映画祭監督賞 (2003)
・"Provincial Actors"
  カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞(1980)
・"A Lonely Woman"
  グディニア国際映画祭特別審査員賞 (1990)
・"Treme" (パイロット版)
  エミー賞最優秀ドラマシリーズ部門ノミネート(2010)
デヴィッド・F・シャムーン(脚本)

キャリアの大半を広告業界で過ごし、自分の会社を率いながら様々な国内外のブランドのキャンペーンを作っていたが、幼い頃から映画好きだった彼は、数年前に一大決心をして初めての脚本を書き上げた。それを読んだ編集者が彼の才能に気付くと、彼はすぐに映画脚本のコースに入学して脚本作成の技術と芸術について学んだ。本作は彼の初の劇場公開作品だが、彼は今までワーナー・ブラザーズやコロンビア・ピクチャーズ、俳優・監督のリチャード・ベンジャミンなどに脚本を提供している。次回作はアカデミー賞ノミネート監督ポール・モリソンのコメディ作品"Taking Off"が予定されている。

ヨランタ・ディレフスカ (撮影)

1958年ポーランド生まれ。映画撮影監督、記録映画監督。ウッチ映画大学教授。記録映画の代表作に、『マレク・エデルマン*によるワルシャワ・ゲットー蜂起の日録』(93)、『PO-LIN(ヘブライ語でポーランド)―記録の欠片』(08)。
*『ソハの地下水道』は、ゲットー蜂起の指導者の一人だったマルク・エデルマンに捧げられている。

アーウィン・プリブ(美術)

1977年カザフスタン生まれ。9歳の時、一家でドイツに亡命。HFFポツダム映画学校のプロダクションデザインコースを卒業。スティーヴン・ダルドリー監督『愛を読む人』(08)の美術助手を務める。

ミハウ・チャルネツキ(編集)

ポーランド生まれ。カナダで育ちバンクーバーの映画学校を卒業。2005年長編映画デビュー。ホランド監督作品には政治ドラマシリーズや"Ekipa"や『バンディット』(09/未)などがある。

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出演:ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ、ベンノ・フユルマン『アイガー北壁』、ヘルバート・クナウプ『善き人のためのソナタ』、監督:アグニェシュカ・ホランド『太陽と月に背いて』『敬愛なるベートーヴェン』/原作:『ソハの地下水道』(集英社文庫)/2011年/ドイツ・ポーランド合作/ポーランド、ウクライナ、イディッシュ、ドイツ語/ビスタサイズ/デジタル5.1ch/143分/原題:In darkness/後援:ポーランド広報文化センター/配給:アルバトロス・フィルム、クロックワークス 映画公式facebook 配給:アルバトロス・フィルム 株式会社プラスディー