あの日のように抱きしめて

8月15日(土)、Bunkamuraル・シネマ他にて全国順次ロードショー!

ただ知りたかった。あの時、夫は私を愛していたのか。それとも、ナチスに寝返り裏切ったのかを―。

1945年ベルリン。顔に傷を負いながらも強制収容所から生還した妻と、変貌した妻に気づかない夫。再会により炙り出される心の傷、そして夫婦の愛の行方をサスペンスフルに描いた優しくも切ない衝撃作!

キャストスタッフ

ニーナ・ホス(ネリー)

1975年シュツットガルト生まれ。ベルリンのエルンスト・ブッシュ演劇学校在学中に頭角を現し、ベルント・アイヒンガー監督の『スキャンダラス・クライム』(96)で主役を演じて以来、ドイツ有数の舞台・映画女優として活躍している。ベルリン・ドイツ劇場で上演した「MEDEA」でゲルトルート・アイゾルト・リング賞、『WOLFSBURG』(03)でドイツ映画祭主演女優賞、ブレーメン映画賞、ベルリン映画祭銀熊賞、『THE WHITE MASSAI』(05)でバイエルン映画賞、アドルフ・グリメ賞、『YELLA』(07)でドイツ映画賞、そして『東ベルリンから来た女』(12)でカプリ・ハリウッド映画祭ヨーロッパ女優賞など数多くの賞を獲得している。その他の出演作は、『素粒子』(06/オスカー・レーラー監督)、『ベルリン陥落』(07/マックス・フェーベルベック監督)、『誰よりも狙われた男』(14/アントン・コルベイン監督)など。クリスティアン・ペッツォルト監督とは02年以来タッグを組んでおり、本作で5度目の主演となる。

ロナルト・ツェアフェルト(ジョニー)

1977年ベルリン生まれ。エルンスト・ブッシュ演劇学校で演技を学び、ベルリン・ドイツ劇場、ハンブルク・ザンクトパウリ劇場、ベルリナー・アンサンブル劇場など多くの劇場で活躍。2005年、ドミニク・グラフの『THE RED COCKATOO』(06)で映画デビュー、ニュー・フェイス賞にノミネートされた。その他の出演作は『IN JEDER SEKUNDE』(08/ヤン・フレーゼ監督)、『パイレーツ・オブ・バルティック 12人の呪われた海』(09・未/スヴェン・タディッケン監督)、『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』(14/フェオ・アラダグ監督)、『BELOVED SISTERS』(14/ドミニク・グラフ監督)など。などがある。ドミニク・グラフ監督の『IN FACE OF THE CRIME』(11)で、ドイツテレビ賞とアドルフ・グリメ賞を受賞。クリスティアン・ペッツォルト監督『東ベルリンから来た女』(12)で、ドイツ映画賞最優秀助演男優賞にノミネートされた。

ニーナ・クンツェンドルフ(レネ)

1971年、マンハイム生まれ。ハンブルクの音楽・演劇アカデミーで学ぶ。その後ハンブルクのドイツ・ショースピルハウス、ミュンヘン・カマーシュピールなどでの出演を果たす。02年よりテレビ出演を重ね、バイエルン・テレビ賞、アドルフ・グリメ賞、ドイツテレビ賞主演女優賞、ゴールデンカメラ賞、ヘッセン・テレビ賞など多数受賞。映画の出演作には『ローゼンシュトラッセ』(03・未/マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)、『WOMAN IN GOLD』(15/サイモン・カーティス監督)などがある。本作でドイツ映画賞助演女優賞を受賞。

クリスティアン・ペッツォルト (脚本・監督)

1960年、ヒルデン生まれ。ベルリン自由大学でドイツ文学と演劇を学んだ。その後ドイツ映画テレビアカデミー(DFFB)で映画製作を学ぶと同時に、ハルン・ファロッキ、ハルトムート・ビトムスキーの助監督を務めた。数多くの作品の監督を手掛ける。受賞歴も多数。前作『東ベルリンから来た女』は、2012年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞し、米ナショナル・ボード・オブ・レビューより「外国語映画ベスト5」に選出された。同作は他にもヨーロッパ映画賞とドイツ映画祭にもノミネートされるなど、各方面で高い評価を受けている。

フィルモグラフィ
2001 THE STATE I AM IN (ドイツ映画賞最優秀賞ほか11賞)
2002 SOMETHING TO REMIND ME (アドルフ・グリンメ賞ほか6賞)
2003 WOLFSBURG(ベルリン国際映画祭批評家連盟賞ほか2賞)
2005 GHOSTS(ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品/ドイツ映画批評家賞)
2007 YELLA(ベルリン国際映画祭銀熊賞ほか5賞)
2008 JERICHOW(ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品/ドイツ映画批評家賞)
2012 東ベルリンから来た女(ベルリン国際映画祭銀熊賞ほか10賞)
2014 あの日のように抱きしめて(サンセバスチャン映画祭批評家連盟賞ほか3賞)