陽だまりハウスでマラソンを

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ディーター・ハラーフォルデン パウル・アヴァホフ役

1935年デッサウ出身。ロマンス語文学、マスコミュニケーション、演劇芸術を学んだ後、22歳で当時のドイツ民主共和国を離れ、西ベルリンのトリビューネ劇場と最初の契約を結ぶ。1960年、カバレット“ハタネズミ”を設立し、現在も経営を続けている。同じ年、フリッツ・ラング監督の『怪人マブゼ博士』に端役で映画デビューを果たす。1960年代末には、テレビ番組や映画に数多く出演し、喜劇役者や風刺作家としての地位を確立。72年にはロマン・ポランスキー監督作『ポランスキーの 欲望の館』にも出演した。そして彼の大きな飛躍は、1975年のどたばた喜劇ショー『ノンストップ・ナンセンス』で訪れた。1980年まで続いたこの番組でカルト的な地位を獲得し、コメディー的キャラクターとしての“DiDi”は、スクリーンにも飛び出した。『ノンストップ・トラブル 替玉大混乱』(1984年)や『ノンストップ・トラブル 相続大混乱』(1986年)をはじめとする計10本の映画は、ディーター・ハラーフォルデンに映画での成功をもたらした。また、そのキャリアの中で数多くの賞を受けており、2012年にはベルリン州功労賞を受賞し、さらに社団法人ドイツ語協会の名誉会員となっている。本作では史上最高齢でのドイツ映画賞最優秀男優賞ほか数々の賞を受賞した。 ディーター・ハラーフォルデン

タチア・サイブ トマーゴ・アヴァホフ役

ブレスラウ出身。ハノーファーの音楽演劇大学で演技を専門に学んだ。バーゼル劇場、チューリッヒ劇場、ウィーン劇場などでの契約ののち、1987年から1993年にかけて、ベルリンのシラー劇場のアンサンブルに所属する。1993年以降はフリーとなり、ドイツ、オーストリア、スイス各地の多数の著名な劇場で、様々な主役を務める。映画は、1986年のペーター・パツァーク監督によるワーグナーを題材とした映画『ワーグナーとコジマ』である。その後も、著名な監督による映画やテレビ番組への出演が続いている。 タチア・サイブト 飾り

ハイケ・マカッシュ ビルギット・アヴァホフ役

1971年デュッセルドルフ出身。1996年にデトレフ・ブックの『MÄNNERPENSION』でデビューし、バイエルン映画賞で最優秀新人賞を受賞した。その後、ドリス・ドゥリーの『アム・アイ・ビューティフル?』(98)やスリラー映画『アナトミー2』(03)に出演している。2001年にはシューティングスター賞に、2002年には最優秀ドイツ人女優としてゴールデン・カメラ賞を受賞。2003年には、アラン・リックマンと並んでスターが揃うラブコメディー『ラブ・アクチュアリー』に出演した。テレビ界でもディーター・ヴェーデルスによる全6話からなる一族の物語『Die Affäre Semmeling』(02)によって確固たる地位を築く。『Against All Odds テディ・ベア誕生物語 ~全ての困難を乗り越えて~』(06)でバンビ賞とバイエルン・テレビ賞を受賞し、国際エミー賞にもノミネートされた。2010年にはライプツィヒ中央劇場での『パリ、テキサス』で舞台デビュー。現在も多彩な活躍を続けている。 ハイケ・マカッシュ

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キリアン・リートホーフ

1971年にヘッセン州のゼーハイム=ユーゲンハイム出身。ハンブルク大学での映画を学ぶ。TVシリーズの1エピソードである『Ein Fall für zwei』(00)や『Ein starkes Team』(01)を撮影したのち、2001年に、ZDF向けに自身の脚本作『Riekes Liebe(原題)』を映像化する。この、若い女子フィギュアスケーターを描いた繊細なドラマは、VFFテレビ映画賞にノミネートされ、2002年のドイツ・テレビ賞で奨励賞が贈られた。ヴォータン・ヴィルケ・メーリングとヨーナス・ナイが父と息子を演じた『Homevideo』(11)は、これまでに数々の賞を受けている。きわめて個人的なビデオをうっかりクラスメートの手に渡してしまった少年を描いた強烈なドラマは、ドイツ・テレビ賞の最優秀テレビ映画賞、グリメ賞フィクション部門、そしてモントルーのゴールデン・ローズ・フェステイバルでゴールデン・ローズ賞を受賞した。その他、テレビ作品での受賞多数。本作は長編映画として初の監督作品である。 キリアン・リートホーフ 飾り